IT経験0だった美容師が未経験からwebエンジニアになった話

 

IT経験ないけど、美容師からエンジニアになれるのかな?
なんとかして今の状況から抜け出したい!

今回はそんな疑問に僕の経験から答えていきます!

本記事の内容

・未経験からでもwebエンジニアにはなれる!

・webエンジニアに転身して良かったこと、悪かったこと、やっておいた方が良かったこと

この記事では、僕が美容師からwebエンジニアに転身して良かったこと、悪かったこと、やっておいた方が良かったと思うことなど、これからまさに未経験からエンジニアを目指そうという方に向けてお伝えできればと思います。

まず単刀直入にいうと、僕は未経験からでもこの世界に飛び込んで正解だと感じていますし、今は毎日楽しく働いています。

もちろん美容師の方の中には、夢を持ち、毎日技術を磨き、お客さんからの指名を増やしながらきらきら働いている方もいらっしゃるはずで、それを羨むことはあれど否定することなんて絶対にありません。

ただ、僕はやりがい、給与、時間、将来など色々なものを天秤にかけた結果、美容師を辞めエンジニアになることを選びました。そこには当然悩んだことや今まで努力してきたものを捨てる不安などもありましたが、今となっては全く後悔していません。むしろ今のエンジニア生活をエンジョイしています!

今、未経験だけどエンジニアに興味を持っている人へ、未経験からエンジニアになった自分の経験とその当時の状況の説明もしながらお伝えしていきたいと思います。

夢を抱いて美容師へ!いざ下積みの日々

僕は専門学校卒業後入社したのは、神奈川の小さな個人店でした。

性格上、大きい店舗やチェーン店などで大人数と競争していくよりも小さい店舗でオンリーワンを目指す方が自分らしく感じて入社しました。

今美容師として頑張っている皆さんは共感してもらえるかもしれませんが、入社当時はシャンプーすらまともにできず、頭がグラグラ揺れ、モデルになってもらってる先輩には「気持ち悪くなりそう」なんて言われるようなレベルから、頑張って練習を重ね、シャンプー→カラー→パーマ→カットと着実に試験をクリアしていきました。

これは余談ですが、カラーの練習をする際に、ちゃんとしたカラー練習用のカラー剤があるのですが、割高なのでドラッグストアに売ってる激安のコンディショナーと片栗粉を混ぜてカラーの練習をしていました。笑

これは一般的なのかな?うちもそうだよって言う人はコメントください。笑 練習でかなりの量を使うので、周辺のスーパーから同僚と一緒に片栗粉を買い占めてました。笑

練習も沢山して、モデルさんにも協力してもらい、ここまで頑張ってきた美容師人生ですが、ある日を境に自分の中にもやもやとした気持ちが湧き上がります

その日、僕はオーナーからその日の売り上げを持って記帳してきてくれと頼まれました。

オーナーには「通帳の最後のページ開いて入れるだけだから」と言われ銀行に行き、いざ預入をして通帳を入れようと最後のページを開いたところ、、、

なんと、、、そこには従業員全員分の振り込み給与が記載されていたのです。

僕は最初、「何か書いてあるなー」くらいにしか思わなくて、なんだろうとよくよく見たら従業員全員の名前が書いてありました。

「こんな大事なもの従業員に見れるようにするなよ、、」と思いながらも、ちらっと先輩の給与が見えてしまい、そのせいで激しくもやもやが湧き上がります

というのも、見えてしまった先輩の給与がその当時の自分にとって(悪い意味で)衝撃的な金額だったからです。

その先輩はキャリア10年程度で月200万の売り上げがあった方なのですが(美容師の人なら大体の凄さは分かってくれるよね?)月の振り込み金額が29万前後だったんです

僕は衝撃を受けたのと同時に、「自分も10年頑張ってこれくらいなのか、、」という現実にぶち当たりました。もちろん他の店舗では歩合の%も違ったりはするのでうちの店舗が低すぎたのかもしれません。

そこからは、もちろんお金だけじゃないと自分を納得させながらも、毎日練習という名の残業をする程のモチベーションまで持っていくことが難しくなりました。お客さん相手のサロンワークは、評価もダイレクトに返ってきますし非常にやりがいはありましたが、それ以前にこのままでいいのかという思いの方が強くなりました。

転職サイトを眺めていたら、未経験可、研修ありの文字が!

その後の僕は、なかなかモチベーションを上げられずに暇があったら転職サイトを眺めるようになっていました。しかし、初めのうちはせっかく身に付けた技術なので、資格を生かして他の美容室に転職しようと考えていました。

しかし、それと同じくらいに「今まで美容業界にいたのだからこの機会に他の業界も見てみようかな。合わなければ美容師に戻って仕事しよう。」という思いも抱くようになっていました。その時の自分はとにかく一度美容業界から離れて仕事をしたいと思っていたんだと思います。

その際に候補として出てきたのがITエンジニアでした。ここでなぜエンジニアが候補になったかというと、自分の中の理由は2つです。

ひとつは、以前から友人の結婚式の映像などをimovieを使って作っていたり、PCを使うことには慣れていたこと

もうひとつは、その当時エンジニアという職業がこれから増えるであろうという時期だったこと

時代的には、まだそこまでエンジニアになる人が多かったわけではなく、エンジニアは深夜残業や休みが取れないスーパーブラックな職業だ、というような話をよく聞く時代でした。

しかし、環境は違えど、「一日立ちっぱなし」「営業終わりで毎日練習」という働き方をしていた僕からすると、座って仕事して、残業といえどやった分だけ給料がもらえるならむしろいいじゃん、と思っていました。笑

ただ流石に0から全てを独学で勉強してエンジニアになるのは非効率だし時間かかるなーと思っていたときに、転職サイトで見つけた「未経験可、研修あり」という求人に目が止まりました。

(今考えると他にもあったかもだけど)当時は、ここだ!と思いさっそく面接へ行き見事合格。晴れて新米エンジニアとなることができました。本当に今考えると、かなり悩んだとはいえ、ここでの決断の速さは自分でも驚くほどすぱっと切り替えられました。それくらい当時は焦っていたということかもしれません。

ただ、ひとつ覚悟しておかないといけないことは、未経験で他業種に転職する際は必ず給与が落ちるということです。ちなみに参考までに自分の場合を例に出すと、美容師当時の給与が20万(すでに相当低いけど)で、そこから18万になりました。笑

まあ、もっともそれは想定内で、むしろ未経験で研修もしてくれるのに給料もらえるならラッキーくらいの考えだったので僕にとってはマイナスポイントではありませんでした。美容師の時は社会保険も入れてなかったですからね、、

あと未経験で入る会社として確認しておいた方がいいことは、ちゃんと教育に力を入れているか、(可能であれば)出来るだけ社員数が多いところを基準に検討した方がいいと思います。

理由としては、教育に力を入れているかに関しては、エンジニアの派遣形態(SES:システムエンジニアリングサービス)だと悪質な会社は未経験で1ヶ月研修したような人を「キャリア2年です」といって売り込んだりしたりする会社もあるので、ちゃんと基礎固めしてから現場デビューできるところがいいと思います。なかなかそういう会社の判断は難しいのですが、とにかく面接の際に突っ込んで教育面について聞いてみた方がいいでしょう。

出来るだけ社員数が多いところというのは派遣時にある程度常駐先の会社に先輩がいる方が安心という部分です。社員数が少なすぎる場合、単純に教育目的ではなく「少し教えてさっさと現場に出そう」と考えている場合もあるので、初めは可能であれば社員数は多いところがいいと思います。(あくまでSES業態の話で、自社サービスをやっている会社であれば人数は問題なし)

IT経験0!初プログラミング!難しさに悶絶、、

晴れてITエンジニアとしてプログラミング研修が始まり、未体験のものに挑むワクワクとちゃんと覚えられるかの緊張が入り交じりながらプログラミングが始まりました。

正直初めのうちは慣れていない専門用語(カタカナばっかり、、)やコードの書き方等全くわからないことだらけだったので想像以上に苦戦しました。笑

ただ個人的には新しく覚えることや出来るようになることは非常に楽しく、研修を進めるにつれ知識も増え、今まで分からなかったwebの裏側の仕組みを知ることでさらに興味が増して行きました。この時点で正直、「美容師には戻らないかもなー」と思っていました。

プログラミングには向き不向きあると思いますが、美容師もプログラミングも何かを作るという点で職人的な部分はあるので、個人的には美容師はエンジニアに向いている部分はあるのではないかなと思います。なにより美容師がエンジニアになって得をすることは、なんといってもコミュニケーション能力の点です。

僕のこれまでの経験上、エンジニアの方達はコミュニケーションが取りづらい方達も多くいました。もちろん嫌な人が多いという意味ではなく、専門用語が多い、言葉足らずの場合があるというような感じです。

一方で美容師は話をすることも仕事のひとつなので、相手に伝わりやすい言葉やコミュニケーションを意識せずともできます。なのでいざ仕事となった時に他のエンジニアの方と比べても格段に印象がよかったりします

実際に僕は今も一緒に仕事をしている方から、「エンジニアとは思えないほどコミュニケーション能力高いですね」と言われたりします。そこまで話も上手くない僕でこんな感じなので皆さんであれば更に周りの評価はいいことでしょう。笑

プログラミングの力自体は初めはコードをとにかく書いていき、知識と経験をつけることで伸びていくものではあるので、仕事を進めていく上でコードを書く力とはまた別の力を持っていることは非常に大事だと思っています。

研修が終わり現場デビュー!実務の現場では楽しさと厳しさの連続

3ヶ月のプログラミング研修が終わり、早速現場に出て実際に今動いているサービスのコードを触り始めました。研修はしたものの、研修なんてものは未経験を初心者にレベルアップさせる程度で実際に実務レベルで書かれているコードを初めて見た時は、なにこれ全く分からんって感じでした。笑

これはどんな仕事でも同じだと思いますが、初めは先輩にフィードバックを貰いながら単体の機能開発やテストを繰り返し行い、徐々に実務レベルでの開発方法やエンジニアとしての仕事の進め方やツールの使い方などを覚えていきました。実際にユーザーに使ってもらっているサービスを自分が作っていると思うと、責任感と共にやりがいや楽しさが一番溢れ出してくるのがこの時期でもありました。

もちろん現場に出て辛い、厳しいこともありました。初めのうちは、周りの人が話している内容が全然理解出来なくて調べまくったり、エラーで一日詰まったり、自分の書いたコードでバグが出まくったり、毎日知識のインプットが必要でした。まあ、これはこれで毎日自分が成長している感覚を得られるのでいいことだったと思います。仕事の中でどこかで必死になる部分は必要ですしね。

そんな中で特にこれからエンジニアになりたいと思っている人に覚えておいて欲しいことは、自分で検索する力が一番大事ということです。英単語の羅列のようなプログラミングのコードを書いているエンジニアですが、あれは全て完全に覚えて書いているわけではありません。むしろ調べながら書いている場合の方が多いです。なので自分で検索しながらコードを書けない人は全く仕事が進みません。分からないエラーが出たらとにかく調べます。「ググれカス」なんて言葉がありますが、あれが一番当てはまるのはエンジニアです。笑

そんなこんなで紆余曲折を経ながら成長し今では、フリーランスでお仕事をいただけるくらいにエンジニアとしては成長出来ました。未経験で始めた頃を思い出していると我ながらかなり成長したなーとは思います。初めに不安があると言っていた、やりがい、給与、時間、将来に関してもそれぞれ全ての面において僕は解消出来ました。特に収入面に関してはエンジニアになってから大幅に上がりましたし、時間は時期によりますが、今のところ月10時間も残業していません。

まとめ- 興味があるならまず飛び込め!

未経験で美容師からITエンジニアになりたい方にとって少しでも参考になっていれば幸いです。

改めて未経験でITエンジニアになりたい方に伝えたいポイントは以下です。

○ 興味があったらとにかく飛び込んでみる。(未経験OK、研修ありがおすすめ)

○ PCの扱いには少しでも慣れておく。プログラミング勉強サイトを使ってみるのもおすすめ。(プロゲート、ドットインストールなど)

○ 美容師はコミュニケーション能力の時点で好印象。

○ 検索力は大事。日頃から分からない事を検索してると身につきやすい。

○ とにかくwebエンジニア楽しい。自分の作ったサービスを誰かが使っている喜びは格別。

あくまで僕自身の体験談やアドバイスなので、これ以外にも未経験からエンジニアになる道や方法等はあると思います。色々なサイトやブログ等参考にしてみてください。

個人的にはプログラミングに興味があって仕事にしてみたい方に関しては、ほどよく独学したら出来るだけ、どこかの会社に入社してみることをおすすめします。独学でプログラミングを学ぶことはもちろん可能ではありますが、圧倒的に非効率です。

その理由はいくつかありますが、

どれだけやっても実務を経験しないと仕事としてのコードは書けない

一人でやると簡単な部分のエラー等で詰まって全然進まない

などメンターになるようないつでも相談できるエンジニアがいない環境ではうまく独学も進まず、時間ばかりが経ってそのうち興味も失ってしまうからです。

そんな状況でプログラミングを嫌いになってしまわないように、早めに研修を受けて実務に入れる環境を見つけた方が絶対に幸せなので、是非少しでも興味がある方は未経験からでもチャレンジしてみてください!

実際に将来ITエンジニアとして働いてみたい方はスクールに通うこともおすすめです!僕の時代には無かったのが悔やまれますが、独学のしんどさを知っていればすぐに通っていたでしょう笑

メリットとしては、なんといってもメンターがつく内定までサポートしてくれるというのが大きなポイントです。

なかなか独学で学んだ成果をアピールして企業に入社するのは大変な場合も多いので最終的にITエンジニアとして働いてみたいと思っている方は是非検討してみてください。